ActiveImage Protector™ Desktop Editionとは
ActiveImage Protector™ Desktop Editionは、Windows PC向けの物理/仮想環境両方で使えるバックアップソリューションです。Windows PCのハードディスク内を丸ごとイメージファイルとしてバックアップし、ローカルのハードディスクやUSBメモリ、NASなどのネットワークスストレージに保存できます。
-
ハーディスクを丸ごとイメージファイルとしてバックアップ
OS、設定、データ、アプリケーションといったコンピューターの内容を丸ごと、1つのイメージファイルとしてバックアップすることができます。障害発生時には、保存したイメージファイルから高速かつ確実に復元することができます。
-
ディスクイメージベースによる高速で確実な復元
ハードディスクなどの障害によりシステムが壊れてしまった場合、OSの再インストール、アプリケーションの再インストール、データの復元といった面倒な作業が不可避でした。ActiveImage Protector™は、セクターベースのディスクイメージングですので、バックアップイメージファイルをウィザード形式で復元するだけで済みます。増分ファイルを復元する場合でも、最新のバックアップファイルを選択するだけで済み、個々に指定する必要はありません。
-
最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
未使用セクターをバックアップしないスマートセクター技術によって、高速かつ最小容量のバックアップが可能です。
-
CBC(Changed Block Comparison™)技術
CBCテクノロジーは、ハードディスクのボリュームの変更ブロックを取得するアクティファイが独自開発した技術です。バックアップファイルとボリューム情報を解析することによって変更ブロック情報を効率的に取得します。フィルタードライバーではなく、通常のプログラムなのでNTFSに加えてCSVFS(クラスターの共有ボリューム)の増分バックアップが可能となります。また、インストール、アップデート時に再起動は不要になり、クラスターのフェールオーバーがあってもCSVFSの増分バックアップの継続が可能になります。
-
保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮(IDDC)
ActiveImage Protector™の重複排除圧縮は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除し、圧縮します。これにより、保存先の消費容量を約半分ほどに節約できます。バックアップ速度は重複排除圧縮使用時でも従来と大きく変わることはありません(当社実測値:11.7TBのデータで約27時間)
-
高速な増分バックアップ
増分バックアップは、前回のバックアップ以降の変更点を保存していきます。復元にはベースバックアップイメージに加え、復元したい時点までの全ての増分バックアップイメージが必要ですが、各増分バックアップで必要な時間と容量は前回からの変更分だけで済みますので、高速で効率的です。
-
バックアップのスケジュール化
バックアップの実行を、1回のみ、週単位、月単位でスケジューリングしたり、特定の月の特定の曜日にスケジュールを設定したりできます。初回のフルバックアップ作成以降のバックアップを、増分イメージの作成のみとしたバックアップスケジュールも可能です。
-
AIP起動環境
ディザスターリカバリー、コールドバックアップをおこなうための起動環境(AIPBE)を提供しています。Windows ADK / AIKを使用した、カスタマイズ可能なWindows PEベースとCentOSベースのLinux版を作成できます。
-
イメージファイルを仮想マシンとして即時起動できる HyperBoot™
HyperBoot™は、ActiveImage Protector™のバックアップイメージファイルを復元や仮想変換をせずに、直接仮想マシンとして即時起動(数分以内に)できます。一時的な代替マシンとしての役割を果たしますので、障害が回復するまで暫定的にマシンを使用し続けることができます。
-
クラウドストレージサービスに対応 (オフサイトレプリケーション)
バックアップしたイメージファイルのオフサイトレプリケーション(遠隔地データ保存)先として、ネットワーク共有フォルダー、FTP、FTPS、SFTP、WebDAV、Amazon S3、Azure Storage、Google DriveやDropboxから選択可能です。