ActiveImage Protector™ Virtual Editionとは
ActiveImage Protector™ Virtual Editionは、仮想環境向けのバックアップ/ディザスターリカバリーソリューションです。エージェントレスバックアップをおこなうHyperAgent™を搭載しています。HyperAgent™はバックアップエージェントを対象の仮想マシンにインストールすることなくバックアップ(以下、エージェントレス・バックアップ)できますので、仮想環境ホストへの負荷が大幅に軽減され、構築にかかる時間も短縮されます。従来のエージェントを仮想マシンにインストールしてのバックアップをおこなう機能(以下、エージェントベース・バックアップ)も使用できます。
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ハーディスクを丸ごとイメージファイルとしてバックアップ
OS、設定、データ、アプリケーションといったコンピューターの内容を丸ごと、1つのイメージファイルとしてバックアップすることができます。障害発生時には、保存したイメージファイルから高速かつ確実に復元することができます。
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仮想環境向けのディザスターリカバリーソリューション
ActiveImage Protector™ 2018 Update Virtual Editionは、エージェントベースとエジェントレス・バックアップの両方に対応した仮想環境向けのソリューションで、以下の4つから構成されています。
- ①ActiveImage Protector™ Update Server Edition
- ②ActiveImage Protector™ Update Desktop Edition
- ③ActiveImage Protector™ Update Linux Edition
- ④HyperAgent™
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エージェントレス・バックアップ「HyperAgent™」
HyperAgent™は、エージェントをインストールすることなく仮想マシンをバックアップ(エージェントレス・バックアップ)できますので、仮想環境ホストへの負荷が大幅に軽減され、システム/データ保護体制の構築にかかる時間も短縮されます。また、異なるハイパーバイザーへも復元できます。
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CBC(Changed Block Comparison™)技術
CBCテクノロジーは、ハードディスクのボリュームの変更ブロックを取得するアクティファイが独自開発した技術です。バックアップファイルとボリューム情報を解析することによって変更ブロック情報を効率的に取得します。フィルタードライバーではなく、通常のプログラムなのでNTFSに加えてCSVFS(クラスターの共有ボリューム)の増分バックアップが可能となります。また、インストール、アップデート時に再起動は不要になり、クラスターのフェールオーバーがあってもCSVFSの増分バックアップの継続が可能になります。
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保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮(IDDC)機能
ActiveImage Protector™の重複排除圧縮は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除し、圧縮します。これにより、保存先の消費容量を約半分ほどに節約できます。バックアップ速度は重複排除圧縮使用時でも従来と大きく変わることはありません(当社実測値:11.7TBのデータで約27時間)
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イメージファイルが確実に起動できるかをチェック(BootCheck™機能)
BootCheck™(ブートチェック)は、バックアップイメージが確実に起動できる状態であることを即座にテストできる機能です。Windows Hyper-Vを使って確認をおこないますが、確認のために仮想マシンのクローン作成は行わず、低リソース、短時間で起動確認が完了します。物理マシンのイメージファイルでも起動確認が可能です。
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バックアップ作成したイメージファイルをiSCSIターゲットに
ActiveImage Protector™でバックアップ作成したイメージファイルは、iSCSIターゲット化をすることによってローカルおよびネットワーク上にある任意のiSCSIイニシエーターからローカルディスクとしてマウントすることができます。万が一サーバーに障害が発生した場合には、マウントしたディスクをハイパーバイザー上の仮想マシンに直接アタッチすることによって、即時ブート、運用再開ができます。
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イメージファイルを仮想マシンとして即時起動できる HyperBoot™
HyperBoot™は、ActiveImage Protector™のバックアップイメージファイルを復元や仮想変換をせずに、直接仮想マシンとして即時起動(数分以内に)できます。一時的な代替マシンとしての役割を果たしますので、障害が回復するまで暫定的にマシンを使用し続けることができます
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仮想環境に合わせたライセンスを用意
ライセンスは「仮想環境ライセンス」、「クラウドライセンス」、「パブリッククラウド用仮想シングルライセンス」と「HyperAgentバックアップオプションライセンス」が用意されています。
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バックアップの総合的な管理ActiveVisor™(アクティブ・バイザー)
集中管理コンソールのActiveVisor™が用意されていますので、クライアントにインストールされているActiveImage Protector™の状態や設定を管理できます。Webブラウザーからも「ActiveVisor™エージェント」と接続して、どこからでも管理することができます。