vStandby AIP -ActiveImage Protectorのバックアップファイルから即稼動-

(株)ネットジャパンが 復元作業なしで、最新のバックアップ状態から即座に稼働できる インスタント・ディザスターリカバリー・ソリューションを販売開始

2015年9月8日

(株)ネットジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役:蒋 冠成、URL:http://www.netjapan.com/jp)は、復元作業なしで、最新のバックアップ状態から即座に稼働できるインスタント・ディザスターリカバリー(IDR)ソリューション、「vStandby AIP(読み:ヴイスタンバイ・エイアイピー)」を2015年9月8日より販売開始します。

日々膨大に増え続けるデータをバックアップしたり、それを復元する時間は、システム管理者にとっては大きな悩みです。 vStandby AIPは、ネットジャパンのActiveImage Protector(AIP)のバックアップファイルから、復元作業をせずにわずか2分で、システムクラッシュ直前の状態に戻して起動することを可能にした、画期的なインスタント・ディザスター・リカバリー・ソリューションで、復元作業に時間がかかり過ぎる、というシステム管理者の悩みを一気に解決した製品です。 ActiveImage Protectorを併用すれば、システムのバックアップの効率化はさらに向上します。

製品リリースの背景

データ量の増大に伴うバックアップ時間の長時間化だけではなく、復元時間の増加も大きな問題となっています。例えば、ユーザー企業のサーバーの運用やバックアップをインターネット経由で運用管理しているMSP(マネージメント・サービス・プロバイダー)はシステムに障害が発生した場合には、すぐに代替のサーバーを用意しダウンタイムを極力抑えて、システムを再開、継続しなくてはなりません。しかし、実際にはすぐに起動できる代替サーバーを準備するには代替機の用意、バックアップからのリストア作業のコストと時間がかかります。また、物理コストを抑えるために仮想サーバーへの変換をしようとしても継続的な変換が必要になるため、簡単におこなう手段がないという問題もありました。

このような状況からvStandby AIPが開発されました。 vStandbyは、ネットジャパンが2015年の1月にリリースした製品ですが、物理/仮想マシンのスタンバイ仮想マシン(待機状態の複製)を作成し、常にそこから起動できるツールです。これに、イメージングバックアップのActiveImage Protectorのバックアップテクノロジーを組み合わせることで、バックアップファイルをスタンバイ仮想マシンのソースとして使用することを可能にしました。バックアップイメージファイルを使用することで、実際のサーバーから離れたデーターセンター内などファイルを転送、管理しておけますので、柔軟にスタンバイ仮想マシンにより代替サーバーを準備しておくことができます。

vStandby AIPの使用例

vStandby AIPの使用例としては、

  1. ActiveImage ProtectorをインストールしたWindowsマシンのバックアップをとります。
  2. バックアップしたデータは災害時を想定して、遠隔地へレプリケーション(複製)しておきます。
  3. vStandby AIPをインストールした作業マシンを使って、VMwareのESXiホスト上に「スタンバイ仮想マシン」を作成します。
  4. 災害時や故障時には、スタンバイ仮想マシンをそのまま起動できますので、復元時間は不要です。

主な特長

  • 起動可能な状態の仮想マシンを作成
    ActiveImage Protectorのバックアップファイルを元に起動可能な状態の仮想マシンを作成します。バックアップファイルを使うことでバックアップの作成と待機サーバーの準備を同時におこなえます。
  • バックアップイメージを保存するフォルダーを監視
    vStandby AIPは保存したイメージファイルが更新されると即時にスタンバイ仮想マシンを作成します。スケジュールに従ったスタンバイ仮想マシンの作成も可能です。
  • レプリケーションしたバックアップイメージからもスタンバイ仮想マシンを作成可能
    遠隔地へバックアップイメージを転送しておき、遠隔地でスタンバイ仮想マシンを作成しておくことができます。
  • 即時復旧、即時稼働できるために、DR向けに使用可能
    スタンバイ仮想マシンを起動するだけで、すぐに復旧、即稼働がおこなえます。スタンバイ仮想マシンはOSレベルでの物理仮想変換が完了した起動可能な状態の仮想マシンですので、すぐに起動できます。起動時の仮想変換及び復旧の時間も必要ありませんので、ディザスターリカバリーには最適のツールです。
  • バックアップファイルが間違いなく復元できて、ブート可能かを簡単に確認可能
    バックアップファイルが確実に起動できるかを事前に検証するには、実際にリストア処理をおこなってみる必要がありますが、これを常におこなうのは難しいため、障害発生時には「ぶっつけ本番」になりがちです。vStandby AIPでは、バックアップしたシステムはブート可能ですので、常に正常に起動する状態かどうかのチェックができます。障害が発生した際には、確実にシステムが瞬時に起動します。
  • 柔軟なライセンス体系
    選択イメージファイルの種類、数量に応じたライセンス料金体系ですので、予算に合わせて購入できます。

vStandby AIPが活用できると想定されるケース

  • ユーザーのマシンに障害が発生した際に、すぐに代替の仮想サーバーを提供したい場合(サービスプロバイダーがサービスを提供)
  • 遠隔地にサーバーのスタンバイ仮想マシンを作成しておいて、使用中のサーバーに障害が発生したら直ぐにそのスタンバイ仮想マシンを起動して使いたい場合
  • 運用中のサーバーに高負荷をかけず、安全に仮想環境へ移行をおこないたい場合
  • バックアップファイルが間違いなく復元できて、ブート可能かをもっと簡単に確認したい場合

製品情報とシステム要件

製品情報の詳細とシステム要件は、こちらをご覧ください。

販売価格と販売見込み

vStandby AIPのライセンス価格の詳細につきましては、こちらをご覧ください。

株)ネットジャパンでは、vStandby AIPをネットジャパンが契約しているインテグレーター、パートナー、大手流通やネットジャパンの法人向けオンラインショップ「ビズネットジャパン」(https://biznetjapan.jp/)を通じて販売し、一年間で3億円の売上を見込んでいます。

お問い合わせ先、商標

  • 本ニュースリリースに関するお問い合わせは、(株)ネットジャパン マーケティング部 までお願いします。
    E-mail: NJ_mark@netjapan.co.jp
  • お客様からのお問い合わせ先は、(株)ネットジャパン 法人営業部までお願いします。
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