ActiveImage Protector™ for Hyper-V Enterpriseとは
ActiveImage Protector™ for Hyper-V Enterpriseは、Hyper-V仮想環境に特化したエージェントレス・バックアップソリューションです。仮想マシンをすべて含んだHyper-Vホスト全体のバックアップ、リストア、仮想マシン毎のリストアを簡単におこなうことができます。仮想マシンごとに1台1台バックアップソフトをインストールし、個別にバックアップイメージを作成し、管理をするといった煩雑な作業は不要です。
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Hyper-Vの仮想環境に最適化されたバックアップソリューション
ActiveImage Protector™ for Hyper-Vは仮想マシンごとHyper-Vのホスト全体を一括してバックアップをおこないます。バックアップ時にはHyper-Vに組み込まれているHyper-V VSS writerを使用することで、ホストだけではなく、稼働中の仮想マシンに対してもホットイメージングをおこないます。
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ReZoom™ it!により仮想マシンをすぐに復元
「ReZoom™ it!」とは、Hyper-Vホスト全体を一括で取得したバックアップイメージに含まれる仮想マシンを個別に復元できる機能です。また、その仮想マシンを、同一あるいは異なるHyper-Vホスト上、更にリモートのHyper-Vホスト上へも復元できるReZoom™ it!マイグレーション機能もあります。
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仮想マシンをすぐに起動できる「ReZoom™ it!ライブ」
「ReZoom™ it!ライブ」は、「ReZoom™ it!」による復元開始と同時に、復元中の仮想マシンを起動してすぐに使用できるようにする機能です。
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最小容量かつ高速なスマートセクターバックアップ
未使用セクターをバックアップしないスマートセクター技術によって、高速かつ最小容量のバックアップが可能です。
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保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮(IDDC)機能
ActiveImage Protector™の重複排除圧縮は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除し、圧縮します。これにより、保存先の消費容量を約半分ほどに節約できます。バックアップ速度は重複排除圧縮使用時でも従来と大きく変わることはありません(当社実測値:11.7TBのデータで約27時間)
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フェイルオーバークラスター環境への取り組み
ActiveImage Protector™ for Hyper-Vは、CSVFSに対応し、通常のNTFSボリュームと同様のスマートセクターバックアップを実現しています。クラスター構成で複数の仮想マシンがCSVFS上で稼働している状態でも、一括して簡単に整合性のあるフルバックアップおよび差分バックアップを取得することができます。
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AIP起動環境
ディザスターリカバリー、コールドバックアップをおこなうための起動環境(AIPBE)を提供しています。Windows ADK / AIKを使用した、カスタマイズ可能なWindows PEベースとCentOSベースのLinux版を作成できます。
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BootCheck™(ブートチェック)機能
BootCheck™(ブートチェック)は、バックアップイメージが確実に起動できる状態であることを即座にテストできる機能です。Windows Hyper-Vを使って確認をおこないますが、確認のために仮想マシンのクローン作成は行わず、低リソース、短時間で起動確認が完了します。物理マシンのイメージファイルでも起動確認が可能です。
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総合管理コンソールのActiveVisorに対応
ActiveImage Protector™を一元的に管理・監視するためのツールであるActiveVisor™に対応しています。ActiveVisor™は、ネットワーク上の各クライアントからの情報を収集し、視覚的な統計情報の表示、クライアントの状態・バックアップ状況・保存先の状態の監視、タスク・スケジュールの配信等をおこなうことができます。