ActiveImage Protector™Server for RDXとは
ActiveImage Protector™ for RDXは、(株) アクティファイとタンベルグデータ社の協業により開発された、RDX専用のバックアップツールです。
タンベルグデータ社のRDXは、超高速バックアップとリストアを提供するリムーバブルディスクベースのテクノロジーで、RDXシリーズは中小企業のデータストレージニーズとコスト効率を考慮して設計されています。複雑な技術は不要で、ポケットサイズのディスクメディアを取り出し、別の場所に運ぶだけでオフサイトでのデータ保管が可能です。
RDXの詳細はこちらをご参照ください。
ActiveImage Protector for RDXは、RDX QuikStor / QuikStationに対応しており、RDXとの組合せによりコンピューターシステムの障害や自然災害、火災、ウイルス感染などの不測の事態にも、簡単で低コストなシステム復旧を実現します。
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ハーディスクを丸ごとイメージファイルとしてバックアップ
ハードディスク内のシステム、アプリケーション、データ全てを丸ごと、イメージファイルとしてバックアップし、ローカルのRDXに保存できます。障害発生時には、保存したイメージファイルから高速かつ確実に復元することができます。
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RDX カートリッジのオフサイト保管で簡単/ 低コストな災害復旧対策
災害など不測の事態に備え、バックアップデータが保存されているRDXカートリッジをオフサイトに保管(例:リモートサイトに搬送や、耐火耐水金庫に保管など)して、万が一の際は、RDXカートリッジに保存されているバックアップデータからリモートサイトで迅速にシステムを復元し、再稼働が可能です。
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RDXカートリッジを自動イジェクト
RDXカートリッジを指定曜日の最後のバックアップ、バックアップが実行される日の指定した時間、毎回バックアップ後に自動でイジェクトし、RDXカートリッジを取り外し忘れることによるバックアップデータの損失やウイルス感染のリスクを軽減します。
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RDXカートリッジの自動ローテーション
RDX QuikStationディスクオートローダーモードと組み合わせることにより、RDXカートリッジの自動ローテーションが可能です。
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CBC(Changed Block Comparison™)技術
CBCテクノロジーは、ハードディスクのボリュームの変更ブロックを取得するアクティファイが独自開発した技術です。バックアップファイルとボリューム情報を解析することによって変更ブロック情報を効率的に取得します。フィルタードライバーではなく、通常のプログラムなのでNTFSに加えてCSVFS(クラスターの共有ボリューム)の増分バックアップが可能となります。また、インストール、アップデート時に再起動は不要になり、クラスターのフェールオーバーがあってもCSVFSの増分バックアップの継続が可能になります。
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保存先の容量を大幅に縮小できる重複排除圧縮(IDDC)機能
ActiveImage Protector™の重複排除圧縮は、バックアップ時にデータブロックの重複を排除し、圧縮します。これにより、保存先の消費容量を約半分ほどに節約できます。バックアップ速度は重複排除圧縮使用時でも従来と大きく変わることはありません(当社実測値:11.7TBのデータで約27時間)
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確実な起動をテストするBootCheck™(ブートチェック)機能
BootCheck™(ブートチェック)は、バックアップイメージが確実に起動できる状態であることを即座にテストできる機能です。Windows Hyper-Vを使って確認をおこないますが、確認のために仮想マシンのクローン作成は行わず、低リソース、短時間で起動確認が完了します。物理マシンのイメージファイルでも起動確認が可能です。
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AIP起動環境(Windows PEとLinuxベース)
ディザスターリカバリー、コールドバックアップをおこなうための起動環境(AIPBE)を提供しています。Windows ADK / AIKを使用した、カスタマイズ可能なWindows PEベースとCentOSベースのLinux版を作成できます。
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イメージファイルを仮想マシンとして即時起動できる HyperBoot™
HyperBoot™は、ActiveImage Protector™のバックアップイメージファイルを復元や仮想変換をせずに、直接仮想マシンとして即時起動(数分以内に)できます。一時的な代替マシンとしての役割を果たしますので、障害が回復するまで暫定的にマシンを使用し続けることができます
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バックアップの総合的な管理ActiveVisor™(アクティブ・バイザー)
集中管理コンソールのActiveVisor™が用意されていますので、クライアントにインストールされているActiveImage Protector™の状態や設定を管理できます。Webブラウザーからも「ActiveVisor™エージェント」と接続して、どこからでも管理することができます。